今回は歯周病との関わりがあるものの一つ目
「血圧が高い」を見ていきましょう！
歯周病がなんで高血圧と関係が？？と思う方は少なくないかと思いますが
わかりやすくお伝えしていきます。

まずは仕組みから見ていきましょう。
歯周病菌がお口の中から血管に移動すると
血管の中で悪玉コレステロールと仲良くなります。
そして一緒になって血管を作る細胞を攻撃します。
体を守る免疫が攻撃されているのを察知し
これは大変なことになった！と活性化させた免疫で退治しようとし
血管の中で悪玉コレステロールと歯周病菌が膜の中に閉じ込められます。
この膜があるために血管の中が狭くなっていきますが
血液は同じ量血管の中を通ろうとしますので圧が上がってしまい
結果高血圧の状態になってしまうのです。

図を用いてわかりやすくお伝えしています。
ぜひこちらもご覧ください！
https://youtu.be/0bhKrgxAzeA

高血圧だけではありません。
歯周病菌が動脈硬化の原因の一つになる可能性があります。
動脈硬化とは　しなやかで弾力があるはずの血管が
硬く・血管の中が厚くなってしまうことです。
歯周病菌と悪玉コレステロールを閉じ込めている膜が
血管の中を厚くしてしまいます。
血管でも悪さをするとは恐ろしいですね。

ですが逆を言えば高血圧に悩んでいる方の歯周病が改善されれば
高血圧が改善する可能性があるのです。
ぜひ私たち歯科衛生士と歯周病を改善させ、良い状態を保っていきましょう！